教採二次合格!合格する人が知っている面接のコツ!

公立教員採用試験を合格したファーファが教員採用試験の二次試験における面接の際のポイントをお伝えします

【必見】受験する自治体が求める教師像を知ろう!

 

 

 

こちらをご存知でしょうか?

 

これは栃木県教育委員会が示している「栃木県が求める教師像」です

 

栃木県は「とちぎの子どもたちを 自らの力で 自分の未来を 力強く切り拓いていける人間に育て」るの基本理念の下、上述した教師像を求める・育成することとしています

 

このように、自治体ごとに、喫緊の教育課題を解決できる人材として、「求められる教師像」を提示していることがあります

 

前回ご紹介したように教員採用試験二次においては一貫性のある軸、つまり受験者が求められる教師像を理解しているかどうかを十分に見極めます

 

 

おおよそ、「求められる教師像」は3〜4項目にまとめられています

 

自治体が求める教師像を理解することで、自己PRの際に生かせる経験が明確になります

 

また、それを試験官伝えたときに、

 

「あ!この人はうち(自治体)の教師像を理解していて、関連づけようとしているのか?よく調べているな」

 

という印象を与えることができます!(かも…)

 

ご自身が受験される自治体の「求められる教師像」について、いつ尋ねられても答えられるようにしておきましょう

 

自治体が求める教師像は以下のサイトで調べられます(協同出版様さすがです!)

www.kyodo-s.jp/saiyo-data/perfect

 

 

[例題]

「栃木県が求める教師像はなんですか?」

人間性豊かで信頼される教師。幅広い視野と確かな指導力をもった教師。教育的愛情と使命感をもった教師の3点です」

 

 

 

一方、「求められる教師像」のように正当がある質問ばかりではありません

「なぜ(希望の校種)を希望するのですか?」

「大学時代に頑張ったことはなんですか?」

「教育実習でうまくいかなかったことはなんですか?」

などなど

 

作り話にせず経験に基づいて素直に答えれば良いのですが、試験官に「一貫性のある考えがある受験者だ」という好印象を与えられるようにするにはどうすれば良いのか

 

ヒントは「求められる教師像」です

 

次回は、その点についてご紹介したいと思います

 

 

 

 

【必見】軸は何なのかはっきりさせる

 

「あなたはどうして教師になりたいのですか?」

「あなたはどんな教師になりたいですか?」

「あなたの理想とする教師はなんですか?」

「学級経営であなたが大切にしたいことはなんですか?」

 

 

面接では様々な質問が用意されています

実際、私が教員採用試験を受けた時、復元したデータで確認したところ、挨拶を除いた61回の質疑応答がありました

 

 

面接対策では、それぞれの質問に対する答えを想定して、答えを準備します

 

 

そこで大切なことは、

「その人の軸は何なのか」

ということをはっきりさせることです

 

子供の学力を伸ばす教師。いじめのない温かい人間関係を作れる教師等。

 

「この人は◯◯を目指す人なんだ」と印象づけられる軸をアピールできるかがカギとなります

 

例えば、「学力を伸ばす教師(授業がおもしろい教師、子供にとってわかりやすい授業ができる教師等」を軸にするのであれば、

 

「あなたはどうして教師(どんな教師)になりたいのですか?」

→子供たちに勉強を好きになってもらいたいからです

 

「あなたにとって理想とする教師はなんですか?」

→子供にとって分かりやすい授業ができる教師です

 

「学級経営であなたが大切にしたいことはなんですか」

→失敗を認め合える学級づくりです。

「なぜ大切なのですか」

→失敗は認め合い、成功は褒め合い、素直に発言できる学級にすることで、子供たちにとって勉強を楽しいと思える環境にできるからです

 

同じ質問でも、「豊かな人間性を育む教師」を軸にするのであれば、

 

「あなたはどうして教師(どんな教師に)になりたいのですか」

→子供たちの豊かな人間性や人間関係を育んでいきたいからです

 

「あなたにとって理想の教師とはなんですか」

→子供同士の温かい人間関係を作れる教師です

 

「学級経営であなたが大切にしたいことはなんですか」

→いじめを許さない学級経営です

 

 

このように、自分自身の教師としての軸、いわゆる【教師像】をもってそれぞれの質問への返答を考えると良いでしょう

 

では、その教師像は一体何がいいのか

 

それについては、次回お伝えします

 

 

 

定年退職期の今だからこそ!

平成31年度(仮)の公立学校教員採用試験の結果が各都道府県が発表されました

 

結果からも分かるように、地方や校種にもよりますが、大量採用する自治体が多かったといえます

 

都道府県の教採結果を見てみると以下の結果です

 

【東京都】

小:1.8 (2.7)

中高共通:4.3  (7.1)

特支:2.8(4.2)

小・特はいずれも東京教師養成塾生選考を除く

 

【埼玉県】

小:3.1(3.2)

中:6.2(5.3)

高:5.5(5.7)

特支:2.7(2.8)

 

さいたま市

小:3.3(4.4)

中高:4.1(5.2)

特支:5.6(特別支援教育担当教員は今年度から募集)

 

【千葉県】

小:2.5(2.8)

中高共通:4.9(5.3)中学技術含む

特支:3.0(3.0)

 

※数値は倍率。()内は前年度

 

 

一部の自治体や校種の結果ですが、去年と比べて倍率は下がっているものが多いです

 

東京都小学校に至っては2倍を切る結果となりました

 

これは団塊世代以降の教員が定年退職期を迎えているためです

文部科学省が3年に一度行っている「学校教員統計調査」(平成25年度)からも、小中高いずれにおいても、定年退職期の教員が多いことがわかります

 

 

 

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少子化の影響で、今後教員採用数は徐々に減っていくと考えられます

つまり、団塊世代の定年退職期の今こそ教員採用試験合格の確率が上がるチャンスであると言えるでしょう

 

この実態を踏まえ、このブログでは、「学校の先生になりたい!」という方のために、教員採用試験の二次試験合格対策のヒント、関連時事等試験に生かせる内容をお伝えしてまいりたいと思います